気づけば春になっていて、コートのいらない日が増えていた。とにかくずっとスケジュールとTODOに追われ続けていた一ヶ月だった。上の子のコース料理デビューとか、春らしくいちご狩りとかお花見とか、一週間近い病児保育とか、いろいろあるにはあったのに、体調は優れないしタスクは山積みだしで、これを書くのもとっても遅れて、「疲れたょ」としか言えないくらいには疲れた。ちなみにこれは「やだょ」「ちかいょ」などいろいろな言葉に「ょ」をつけて喋れるようになってきた上の子の真似である。対して下の子は「ア゙ー!」「あ〜♡」を繰り返せるようになり、限られた語彙(?)で会話をしてくれる。かわいいょ。
めちゃくちゃ忙しく過ごしている理由はフルタイム労働と子育てに加えて家(物理)のことも佳境を迎えているからというのが大きい。これはもうどうしようもなく、あと数ヶ月頑張って乗り越えるしかないので、とにかく毎日歯を食いしばって生きている。食いしばりすぎてエラが張ってきたように感じていてもはや逆エラボトックス状態である。ひとつひとつのタスクがちゃんと楽しいものであるというのは救いだが、いかんせん決めることが多くて、パンクしそうというか気づいていないだけでパンクしているような気がする。この気付かないというかストレスをある程度無視して突き進んでしまうところが問題で、無視し続けた結果あまり望ましくない状況に陥ってしまうようなことが何度かあったので、諸々落ち着いたら温泉にでも行きたい。でも落ち着く頃には夏だから温泉の季節とは真逆だ。何をするのが良いのかな。避暑地にでも行くかな。
それから夫婦間での家庭運営バランスを再調整しているのも結構負担が大きい。子どもがふたりになって、私も復職して、もう出産予定はないからあとは労働と子育てとをやっていくだけとなり、誰も倒れずに長期間頑張れるような体制を模索している。フルタイム共働き実家サポートなし年子育児、悲観的に予想していたよりはなんとかなっているが、日々の暮らしをなんとかすることが出来たとしても誰かが体調を崩したらおしまいになるというギリギリ感があり、生活にハリが出ているというかハリしかない。もう少しメリたい。家族みんなでメリたい。とはいえ例えば土日にゆっくりお花見でもしようかと思っても、子どもの過ごす時間は大人のそれよりもずっと早いので、子どもたちのテンションやスケジュールに合わせているとまあ慌ただしくなってしまう。我々のメリは子どもたちが眠ったあとにしか訪れないし、その時間は仕事やら家のタスクやらで埋め尽くされているので、就寝時くらいしかメリのない生活になってしまうのである。効率良くメリたい。でも結局メリハリなんて相対的なものでしかないので、ハリの強度を上げていけば労働や家事が全部メリに感じられるのかもしれない。これが長ずるとたまに聞くような「仕事は贅沢」とか「仕事は癒やし」とかを言えるようになるのかもしれない。私はまだそこまで至れていません。
まい!(上の子の真似、「おしまい!」の意)