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忙しすぎた。いろいろなことに手が回りきっていなくて、毎日ほぼすっぴんで生活していた。数年前では考えられないことだ。そんな中で唯一きちんと着飾ったのが友人の結婚式だった。学生時代に知り合った友人に招待してもらって、家族全員でおめかしして参列した。カバー画像はその時のお子さまプレートである。上の子は口の周りを真っ赤にしながらナポリタンを頬張っていた。

子連れでの参列はそこそこにハードである。セレモニー服の調達から始まり、お昼寝の調整、離乳食とミルクと気を紛らわすためのおもちゃの用意、大人の一張羅が汚される覚悟、泣かれたら即退席する段取り、と様々なハードルを乗り越えてようやく邪魔にならずにその場にいられるのだ。が、そんなことはどうでもよく、子連れでどうかと誘われたら一も二もなく参加連絡をするくらいには楽しい。子どもたちが着飾っている姿を見られるのはもちろんだが、そもそも学生時代の今より遥かに未熟な状態で知り合った相手の晴れの日に家族みんなで立ち会わせてもらえるというのは本当に嬉しいことで、お互いに大人なったなあと胸に迫るものがあるし、今後の縁も深まる思いがする。そもそも人の結婚式が好きだというものもあり呼ばれたらほぼ確実に行くので、6月にも子連れ参列の予定がある。うれしすぎ。

5月31日の記録。夫が子どもたちを連れて遊びに行ったので、珍しく私ひとりで一日を過ごすことになり、それではとにかくリフレッシュをしようと決めてミッション・インポッシブルの最新作を観に行った。雨だからなのか、それとも呪術廻戦の映画が公開されたからなのか、とにかく劇場は混んでいて、時間ギリギリに着いた私はポップコーンの看板を遠くからちらりと眺めてすぐに席に向かった。ひとりで映画を見るときは大体こうなる。
初めてミッション・インポッシブルを観たのは大学生の時だった。友人に薦められて触れ始め、面白すぎて何度も何度も観た。興奮のあまり、私も他の人に薦めたりした。話が進めば進むほどイーサンの背負うものは大きくなり、漂う空気も重くなる。もちろん観ている私の思考も、学生時代と比べれば多少は深くなっているはずだ。だから正直なところ、今回の鑑賞は楽しさは苦しさが勝ってしまって、ちょっとしんどかった。特に潜水シーン。ダイビング経験があるからリアルに感じすぎてしまって息が詰まった。リフレッシュになったかは不明だがずっと観たい観たい観ねばと思っていたので満足は出来た。

それから BAO BAO ISSEI MIYAKE FONT を買った。今月の限定デザインらしい。

買うぞと決めて行ったわけではなく、そういえば気になる色があるんだった見せてもらおうくらいのつもりで入店し、マットなライトグレーとツヤツヤなホワイトとを見比べて唸っていたら、こんなのもありますよ〜と奥からこれを出されて、鏡で見てみたらかわいくて、あれよあれよと購入に至った。久々に所謂ブランド物を買った。月末はあまり在庫がないというような噂を聞いていたのもあり、本当に予定外の買い物だった。これもまた縁だ。
家計簿アプリを振り返ってみるとここ半年ほどは本当に自分の買い物をしていなかった。しかもその自覚もあまり無かったので、やっぱり子どもを二人育てながら働いていると自分に使える心と時間が減るんだなあと実感した。節約になっているとも言える。今月は服を2着とこのバッグを買えたので、また手持ちの服との新鮮な組み合わせを楽しく探っていきたい。

雨の中たくさん歩いて疲れたしカフェで休憩しようかなとも思ったが、なんだかもう満足していたのでスーパーで野菜を買って帰宅し、子のつかみ食べ野菜を大量に蒸した。この「なんだか満足」が大切なような気がした。

おわり! 梅雨が近くてジメジメムシムシしていてつらい!