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トルコ旅行&イスラエル出張に行けました!!!!!

イスタンブールのモスク→カッパドキアの洞窟教会→エルサレム、となんとも乱雑な聖地巡礼(?)をした。カバー写真は魔除けのお守り。

色々見聞きしたけれど私はやっぱり「視覚的にデカさを感じる場所」が好きなようで、ドルマバフチェ宮殿とカッパドキアの夕陽、エルサレム近郊の砂漠がとても心に残っている。特にドルマバフチェ宮殿は写真禁止だった分より一層焼き付いて離れない。それどころか思い出の中で徐々に美化されているような気すらする。一生に一度しか行かないかもしれない場所を訪れた後の感覚が久しぶりすぎて、それだけでも楽しい。

ごはんが大体口に合ったのも嬉しかった。イスタンブールのサバラップとテルアビブのローカルフードは絶品だったし、クナフェ Kunāfah というチーズのお菓子はみんなでおかわりまでしたほど。それぞれの場所で特色あるコーヒーを出されたのも印象に残っている。中東は初めてだったから、複数ヶ所を回ることで文化の近さと差とを両方体験できたのがとても良かった。

そもそも私は海外旅行が大好きで、言い換えると知らない場所・知らない文化に触れる経験を愛していて、それがないと自身の可撓性を保てないとすら思っている。ここ数年はそれを違う形(就職・引越し・異動・国内旅行・読書・映画・…)で補ってきたけれど、海外旅行は分かりやすく私に風を通してくれるからいいなあと再確認した。

久々の海外、初出張、不安定な状況、感染症、など不安要素も多かったけれど、結果的には腹を下した以外は無事で、快適な旅だった。持っていった「写ルンです」を現像に出すのが待ちきれないけれど実はまだ使い切れていない。まだあと数枚撮れる。

無事で快適、と書いた直後に真逆の発言をすることになってしまうけれど、イスラエル三日目後半から体調が優れず、事情もあって旅程を二日短縮して早めに帰ってきたり、そのあとに入れていた予定をキャンセルしたりした。ただ原因ははっきりと分かっていて、しかもどうしようもないことなので、トルコもイスタンブールも悪くないです。人間にはいろいろあるのだ。

完全に遊びきって残すは仕事のみ、というタイミングで体調を崩したのがあまりに私らしく、しかし仕事を放り出して帰るのは本末転倒だから、ちゃんとイベントをクリアしてから帰ってきた。えらかった。人生で初めて、海外旅行から2kgも痩せて帰ってきた。

そんなこんなでマネージャーに相談してWFHをちょっと増やすことにした。行ける日とか行かなきゃいけない日は出社しますがあとは適当にやります〜カレンダーちゃんと更新するのでよろしく〜ってチームに言ったらそれでOKだった。ありがたい。頑張って生きるぞ。

最愛のラーメン屋が今月末で閉店してしまった。人生で一番好きなラーメン屋だったし、人生で一番行ったラーメン屋でもあった。あんなに個性豊かなのに上品に纏めてくるラーメン屋は他に知らない。別にラーメンに詳しいわけでもないけれど。

閉店前日の夜に一時間並んで食べた私の最推しほたてラーメンは(体調が万全でなかったにも関わらず!)感動的な美味しさで、ちょっと泣きそうになった。ほたてのふくよかな香りを海苔で広げてレモンで締めるという絶妙なバランスの一杯。涼風の海辺をお散歩しているような気分になれる、気がつくと汁完しているけれどそれでもなお優美なラーメン。もう食べられないのかと思うとつらくて悲しくて本当に残念な気持ちになる。店主が最後にちょっとあいさつしてくれたのも寂しさを誘った。彼らの今後が明るいものであるように祈ることしかできない。さみしい。

最愛のうどん屋が閉店したのは高校生の時で、私はそれ以降ずっとそのうどん屋の影を追い求めて生きているから、今回のラーメン屋もそれに近しい存在になるのだろうという確信めいた予感がある。というか今気づいたけれど最愛のうどん屋と最愛のラーメン屋は非常に似通っている。個性豊かで上品、が私にとってのキーワードなのかもしれない。この系統が好きすぎる。

あとはお料理教室に行ったり山を登ったりした。山頂で食べるカレーメシが美味しすぎて下界では食べない誓いを立ててしまった。来月は特に大きい予定がないので、心置きなくゆっくりします。