cover image

だいたい毎日不調だった。

吐き気・眠気・肌荒れ、の3つが主な体の不調で、結果として心の調子も悪くなり、ちょっと泣いた。日々増していく不調と、それに反比例して減る活動時間。不調の波が来るたびに「かわいそう……」と嘆いていた。「それは誰目線のかわいそうなの?」と言われたりもしたので一応書いておくと、肉体所有者から不調を抱える臓器もしくは部位に対する「かわいそう」です。

胃痛や便秘には薬で対処したけれど、先述の吐き気・眠気・肌荒れはどうにもならない。吐き気には薬を出してもらえなかったし、眠気は全ての予定(主に仕事)をめちゃくちゃにしてくるし、肌荒れにも今まで使っていた薬が使えなくなってしまったから。鏡を見るたびにボロボロの自分が映っていて、悲しくて虚しくて、電車にも乗りたくないから出不精になり、夫によしよしされながらギリギリ生き延びている。最近はちょっと回復してきたような気もする。

夫に感謝していることはやっぱりごはん関係が多い。私が食べられそうなものを一緒に考えていろいろ作ってくれたり、私の食べ残しを引き受けてくれたり、一応必要な栄養を摂れるように工夫してくれたり、私が可能な範囲でエネルギーを補給できるように、遠慮せずに外食したりもできる環境を作ってくれた。他にも車で温泉に連れだしてくれたり、私の体調について私以上に調べてくれたり、私が情緒不安定なボロ雑巾になっても変わらずに仲良くして、毎日「生きてるだけでえらい!」と言いつづけてくれたのは当たり前のようでいてその実とても難しいことだと思う。尊敬マシマシである。いっぱい食べさせて引きこもらせたらちょっとふっくらしてきちゃったから、元気になったら一緒に運動しようね。

数ヶ月検討し続けて、ついに車を契約した。サポート体制でメーカーを絞って、スペックで車種を絞って、最後の決め手は納期と販売員さんの話しやすさだった。売る気なさそうで横柄な態度だったお店はやめた。販売員さんは店の顔だし、購入後もメンテなどで付き合う必要があるから、変な人からは買わないほうがいい。

納車されたら即箱根旅行の予定になっている。事故だけは無しで行きたい。初回で事故なんか起こしてしまったら私はもう一生車を買わない。買えない。

最近読んでよかった記事:本を読んだことがない32歳が初めて「走れメロス」を読む日 | オモコロブロス!

かまどさんの「一度でいいから俺もこういう風に本読んでみたいわ」が全てです。あのくらいの短編に3時間も没頭してみたい。

自分の初めての読書体験は覚えていないけれど、最初に買ってもらった児童文学が『妖界ナビ・ルナ』だったこと、最初に買ってもらった普通の(?)小説が『となり町戦争』だったこと、宿題で出された『スーホの白い馬』の音読で泣いたこと、くらいは覚えています。

おわり。カバー写真は新宿御苑の温室で撮ったモケモケの葉っぱ。ボコボコな私の話し相手になってくれたみんなありがとうね。