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タイトル通り、子どもを迎える準備に時間を割いた一ヶ月となった。

母親学級・両親学級に行ったのはもちろんのこと、消防署の上級救命講習で小児心肺蘇生の練習をしたり、家に自動調理鍋を導入してみたり、新生児肌着から抱っこ紐まで必要そうなものを揃えたり。やりはじめたらきりがない。忙しかったがその甲斐あって、いつ新生児がうちに来ても一応大丈夫だろうという環境にはなった。多分。チャイルドシートやらベビーバスやらいろいろくれた人々は本当にありがとうございました。

月初めに 妊娠記録① - 妊活〜妊娠初期 という記事を公開したところ、思っていたよりもたくさんの人が反応してくれて、悩んだけれど公開してよかったなとしみじみ感じている。コロナ禍を経てなかなか会わなくなってしまった友人から連絡が来たりもしたのは予想外で嬉しかった。妊活などセンシティブなことにも触れているし、公開しないもしくはツイートしないという選択肢も当然あった。ただ私自身が情報不足(近い時期に似た境遇で出産した人が周囲にあまりいない)で困っていたのもまた事実で、誰かの参考になるかもしれないならば公開するのも悪くないかと思ったのだった。

特に夫の話が好評で、彼が褒められると私も嬉しい。妊娠出産を経験するのは私だけで、それはどう頑張っても変えられないけれど、それでも産前から一緒に育てているような気持ちで向き合ってくれる夫の存在があることで取り除かれる障壁は少なくなかった。「子どもが生まれるとそっちに愛を取られてしまって、夫への愛は半減する」というようなことを言われたりもするが、ならばその前に愛情を倍にする努力をするしかないので(?)、今まで以上にお互いを大切にしようね〜という方針で最後の数ヶ月も仲良く過ごしている。

産休(の前の有給休暇期間)に入り、最後の旅行だねとまた草津へ行った。

旅館でゆっくりして、温泉を楽しみ、美味しい和食を堪能した良い二日間だった。特に和食。奇を衒ったものはひとつもないのにそれぞれにリズムがあって、細かいところまで手が込んでいるのに品数が豊富で盛り付けまで鮮やか、という身近に感じられるのに家では決して食べられないものだった。今回も含め最近何度か出会った 煎り酒 という調味料が私はとても好きなので、家でも作ってみようかと思っている。

出来立ての温泉まんじゅうが大好きなのでたくさん買って帰ってきたけれど、時間が経てば経つほど乾燥して味が落ちるわけで、数日の間に大量の温泉まんじゅうを食べることになってしまった。幸せな苦しみだ。

おわり。

産休が暇すぎて、でも一日出かけるほどの体力はなくて、仕方なく家を整えたり本業とは関係のない勉強をしたり、今までとは全く違う生活をしている。来月はそこらへんの話をすることになりそう。