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年の瀬である。復職して、上の子が胃腸炎になって、クリパをして、税金の計算をして、と慌ただしく時が過ぎていった。毎年こんな感じだな。

今年一番大きかった出来事は当然のことながら出産だった。第二子が生まれて家族が揃い、このメンバーで頑張っていくのだという決意を新たにした一年間だった。
産前から夫と話していたことの一つに「期待よりも愛を与えたい」というものがある。期待ゼロというわけではもちろん無いし期待が奏功するときもあるけれど、それは多分無意識でもやってしまうことなので、どちらかというと愛を伝える努力をしていきたいよね、というような話だ。ところが産んでみたら、子どもたちは生まれついてのきらきらな宝物ちゃんであって、頑張らずともきらきらに身を任せていたらちょっとやりすぎかと心配になるくらいに毎日もちもちぎゅっとしてしまっている。むぎゅむぎゅされる生活しか知らない上の子は自然と下の子にべたべたするようになったし、きっと下の子もそうなるのだろう。これでいいのかどうかは不明だけれど、少なくとも産前の不安まみれだった自分には大丈夫だよ愛はたっぷりだよと伝えられる気がする。ちなみにカバー画像は下の子のふさふさきらきらな髪だ。風に揺れるすすきのような美しさ。毎日ふわふわなでなでしている。
逆に子どもたちから親への期待は留まるところを知らない。親として未熟だとか心身ともに余裕がないとかそういうこちらの事情は全く考慮されず、子どもたちはいつも全幅の信頼を寄せてくる。求めればいつでも好きな場所に抱っこで連れて行ってもらえると思っている。上の子はいわゆるイヤイヤ期に入って、しかしイヤイヤではなく「ママ/パパ(が)いい」と泣きながら抱っこを要求し続けているし、下の子は抱っこでないと泣き止まない瞬間がとっっっっても多くなってきた。一度にふたり抱っこするのは難しいのでその場で満足させられないこともあって申し訳ない。とはいえ、こんなにも熱烈に求められるのは何とも光栄なことである。これがいつまで続くのかはわからないけれど、出来るだけ長く期待に応えられるように、少なくとも応えようと努めている姿を見せられるように、全力で誠実に向き合えるように、自分を整えていきたい。とりあえず今月は人間ドックをちゃんと受けに行った。来年の目標は産後ダイエット完遂です。あとはどうしようもないことに執着せず、コントロール可能な範囲に集中すること。

復職に関しては一応なんとかなっている。というか年末のゆっくりした空気の中で新しいプロジェクトのあれこれを学んでいたらぬるっと年末年始に入ってしまったので、アクセルを踏むのは来年からになるのだ。来月末にもなんとかなっていると言えるようにしたい。

おわり! イタリアンおせちを買ったので明日が楽しみです。良いお年を。