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私の愛してやまない『ハイキュー!!』に、「愛車をピカピカに磨くみたいなバレー」というセリフがある。大人になるにつれて思考は凝り固まり視野は狭くなり、自分自身を大きく変えることは難しくなってしまうんだろうなと昔から悲観してきたし、実際そういう側面もあるだろうし、既にその気配を感じ始めていていて、では残りの人生をこのままで過ごす以外に出来ることは何かというと、おそらく自分を諦めずに少しずつ磨いて叩いてたまに付け足して絶えず変形させていくことなのだろうと思う。ベースの自分は失わずに改良を重ねること。急に大きな変化を期待するのではなく腰を据えて気長に取り組むこと。謙虚に、根気よく、前向きでいること。何度でもその姿勢に立ち返ること。これを大切にする一年とします。

二年ぶりにスノボに行った。妊娠中は当然滑れないので、無事に産んでまた雪山に行くのを心待ちにしていたのだ。

車で数時間かけて移動し、おそろいのスノーウェアを着て、初めての雪山に降り立った子どもたち。緊張しながらも雪を踏みしめてそろりそろりと歩く上の子と、石油ストーブでぬくぬくな休憩室でごろごろ転がる下の子、という感じで、それぞれの初雪山を楽しんでいた。今回は託児所のあるスキー場を選んだので、半日だけ預けて夫婦+友だちで滑ったりもしつつ、あとの時間はどちらか片方が滑りに行ったりみんなでキッズエリアで遊んだりして楽しく過ごせた。かまくらもあったし温泉にも入れたしごはんもたくさん食べて大満足。どうしても添い寝になるので、普段と比べてしまうと睡眠環境は酷いものだったけれど、それでも頑張って行ってよかった。

子どもたちを預けて大人だけで遊びに行った雪山は、何とも懐かしい感じがした。数年前の私たちは、富良野でワーケーションをしたりニセコでバックカントリーツアーに参加したり野沢で滑ったあとに温泉巡りをしたり、とても贅沢な時間の使い方をしていて、その当時と同じウェアを着てリフトに乗っていると思い出がぐわりと押し寄せてきて感傷的になった。今の生活も好きだけれど、前ほどの自由さはない。若くて時間もある時期に好き勝手しておいて正解だったとか、今でも何とか少しは遊べていて良かったなとか、子どもたちといっしょに遊べるようになるのも楽しみだなとか、様々な感情が浮かんでは消えて、過去現在未来が雪山を通して繋がって心になだれ込んだような、不思議な時間だった。

それはそれとして、パウダーもりもりの上級者コースをすっ転びながらも滑れて最高だった。秋ごろに予約していたから雪質も天気も運任せだったのに、コンディションに恵まれて嬉しかった。来年も同じところでもいいかもしれない。

眉毛のアートメイクをした。三十歳が見えてきたので、その前にやりたいことは全部やってみようと思い、とりあえず受けてみた。外見に関してはダル着ノーメイクで保育園に行ってもそんなに気後れしない感じになりたいというのが当面の目標なので、眉は重要ポイントなのだ。二回目を終えたばかりなので、まだ最終的な仕上がりがどうなるかは分からないが、今のところ眉メイクは格段に楽になっている。

眉の形にそこまでこだわりがなく、自眉もそこそこ生えているので、「自眉を生かした自然な形ですっぴんでも馴染む程度の濃さ」とお願いした。私は眉の上に少し傷跡があって、そこだけはインクの定着が悪そうだからあまり攻められなかったりとか、毛並みだけ書けば良さそうと思っていたが色の定着具合を見るにパウダーもやったほうが良さそうだとか、こだわりはないとか言っていた割に仕上がりを何度も調整してもらうくらいには何かしらの理想はあるらしいだとか、行って初めて分かったこともあった。

ダウンタイムとして、施術後数日間は眉がとても濃くなるというのは聞いていたが、実際自分がそうなってみると本当に濃いのか気にしているから濃く見えているだけなのかが段々と分からなくなってしまって、平静を装って出社しながらもトイレに行くたびに鏡の前で顔を顰めたりしていた。写真を見返すとやっぱりちょっとだいぶ濃いなと思うが、施術三日後に行った美容院ではそんなに変じゃない言われたらちょっと濃いかなと思う程度とも言われ、何を信じるかは自分次第という感じである。

一旦は色も落ち着いてきて、このまま満足度高めで定着しそうな予感がしている。数年間保つとのことなので、ノーメイクで保育園に行くのが嫌になってきたら再施術を検討しようと思う。

おわり! 遅れたけれど今年も月報継続できますように!